Hibワクチン、小児肺炎球菌ワクチンを接種しましょう。2011年03月31日 09時48分21秒

Hibワクチンと小児肺炎球菌接種後、とりわけ同時接種後1~3日後の死亡が続いたとのことで中止されていましたが、ワクチン接種が原因とは考えられない、ということで再開されるようになりました。

ちょうど東日本大震災が発生したため、審議に時間がかかったようですが、妥当な結論だと思います。

そもそもワクチンが原因で亡くなるとすれば、どんなことが考えられるでしょうか?
ワクチン接種後30分以内でおこるアナフィラキシーショック以外はちょっと考えられません。接種後1~3日で亡くなる場合、ワクチン接種が原因とは考えらないと思います。もちろんワクチンが100%安全だとは言っていません。なんらか現在の医学では解明できないようなワクチンの作用があるのかも知れませんので、原因究明は絶えず行われるべきです。

新聞、テレビの報道で、「ワクチンは怖いので接種しない」という方が増えるのは、子どもにとってとても不幸なことです。
下記の事実からもおわかりいただけるように、接種は積極的に行うべきと考えます。

(1)世界中では、Hibは1990年代前半から20年以上、PCV7は2000年から10年以上、接種が実施されています。
(2)HibとPCV7の同時接種もPCV7導入後は通常の接種方法として10年以上実施されています。
(3)米国ではPCV7導入後2年間で3150万接種が実施され、117人が接種後1週間以内に死亡しましたが、ワクチン接種が原因と確定したケースはありません。
(4)同時接種については、WHOが世界中で行っている予防接種計画でも採用されており、先進国でも途上国でも実施されています。
(5)日本ではヒブ髄膜炎に600人、肺炎球菌髄膜炎に200人が罹患していると推定され、その50%は0歳で、80%は2歳未満で発症しています。
(6)いつかかるか、どちらの菌の髄膜炎にかかるのかなど、誰にも予想できません。もっとも効果的に予防するには、両方のワクチンをできるだけ早く必要な回数を完了するしかありません。(藤岡雅司先生ご提供)

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